「Hello!Project 2006 Summer 〜ワンダフルハーツランド〜」DVDフラゲ

2006.10.3



2006年7月23日(日)
東京、
代々木第一体育館
この日の天気は、今にも泣き出しそうな不安定な空でした。
何をおいても参戦したかった日。
特別な日。
全国から集まったファンが、待ちわびた最終日でしたが、同時に、
「この娘のためなら、、、」ぼくがそう思った娘の、大切な大切な卒業式でありました。


紺野あさ美さんのモーニング娘。卒業が発表されてから約3ヶ月。
あの日の発表から受けた衝撃に立ち向かうために、ぼくは「おじゃまるしぇに恋して。」を開始したのかもしれません。
そうやって毎日、自分なりに想いを綴ることが、今思えば、せまりくる別れに対する、ささやかな抵抗だったのか、
正直なところ、いつまでもこの日が来なければいいのに…と思ったこともありました。


けれども今まで、紺ちゃんが娘。で、ガッタスで、がんばる姿に何度も何度も励まされたから、
新しい夢に向かうその道に、自分はもう一緒にいられないけど、
がんばってほしいという気持ちはあって…、
せめて最後まで見届けたいという気持ちもあって。
だからこそ、
この娘とは「いい別れ」をしたくって
モーニング娘。免許皆伝に入っていた、願い事が叶うというホワイトバンドのことを思い出したぼくは

いい卒業式になりますように☆

と…、もう自分にとって、たった一つ叶えてほしかった願いを書いて、この日、東京に降り立ちました。


今日は、その日のステージがおさめられたDVDのフラゲ日でした。
もう秋も深まりつつある季節ですが、ずーっとこの日を待ちわびていました。
このブログの更新を停止する前に、もう一度だけ、あの日のように
ぼくは、今こそ、この卒業式を見届けたいと思いました。




この日でコンサートは最後になる小川麻琴の手紙。
内容は今までのファンに対する感謝の言葉と、
そして、この日、去っていく紺野あさ美への言葉が書かれていました。

もう涙をガマンしなくてもいいんだよ。
親友がそっと背を押してくれたようで、見る見る間に美しい真珠のような涙が、盛り上がってきて
今までの想いが、やわらかなほっぺにあふれてきました。

そして、この色に染まった会場からも、みんなの気持ちが伝わってきました。
同じ色のピンクでも、人の数だけ想いはそれぞれだったと思います。
この日、参戦した方の気持ちが、ひとつひとつ、温かいピンク色に光っているようで。

約1万人が持つサイリウムが、ステージに向けて振られていたとき、
みんなの想いは一つに見えました。
この日で、ステージから降りる紺ちゃんに向けて「いい卒業をしなさい」と


それに応えるように、涙につまる声でこの娘は歌い続けました。
「好きな先輩」
4年前、新人だった自分が春ツアーで歌った曲。
精一杯の答えでした。
ぼくは、間違いなく、この娘とぼくらは「いい別れ方」ができたと、信じています。





そして5期メンバーとも。
こみ上げる想いがあふれてきて、思うように歌えない彼女たち。
でも、そんな彼女たちだからこそ、ぼくらは愛したのだと。
そして傷つきながらも、彼女たちはまた、何度でも、そこをカサブタにして乗り越えてきました。


モーニング娘。の5期メンバーを、
彼女たちがいたことを、
いつまでも、忘れません。