ワニブックスで一番売れた写真集

2006.9.15



『なつふく』はぼくの好きな写真集の一つです。
men’s6さんが主催しておられた「デジタルブックスベストカットグランプリ」の対象がこの『なつふく』だったんですが、ベストカットを選ぶのに苦労した思い出があります。
京都や沖縄で撮影されたこの写真集には、それくらい、いい写真があり、ぼくもアライ氏が神なのか、それとも紺野あさ美こそ女神なのかと感じるくらいでした。

この写真集への思い入れも深いです。

reminiscence(回想)


というわけで、今回は『なつふく』についてです。



いちばん新しい『See You again』に比べると、すごく柔らかいカンジ。
いちばん新しいのは最後だということでいろいろ考えながら撮ったっていうのがあるんですけど、このときは普通に2冊目がうれしくてがんばろうっていう思いだったから。
(「Sweet Days」66ページ『interview part3』より)

と紺野さん自身が振り返っています。
ただしその同じページに、

このときはもう、進路についていろいろ考えてたのかな…。
1年前くらいからちょうど、これからどうするかっていうことを考え始めるようになったんですよ。

ってありました。
これは初めて知りましたね。
スポフェスのときに、自分にとっては最後になる大会だからがんばろうと思ったという話は聞いたことがありましたが。
そんなに前から考えてたんですね。


また、『See You again』については、

自分の内面が出るようなものにしたい


と言っていた紺野さん。
モーニング娘。として5年間活動してきた成長の証が、こういうところにも見られます。

こういうふうに当時の自分を残しておけるって、素晴らしいなって思いますね。
だいたい1年ずつでやらせてもらってきて、そのときの考え方が写真にも出てる気がしますね。
5期メンバーのときや1冊目と比べて、地が出てるというか。
服の色にしても、ピンクがすごく増えてるんですよ。
昔からピンクは好きだったんですけど、それまでそんなに出してなかったというか。
食いしんぼうキャラもそんなに出てなかったはずだし(笑)。
写真集を通じて、だんだん個性が出せるようになったのかもしれないですね。


だからこそ、今回の写真集全集は豪華な布張り、箱入りの「卒業写真仕様」で、

こんな想い出のページまであるんですね。