2007年

2007.1.4



今年は2度初詣に行きました。
この言い方はおかしいのですが、昨日までの「三が日」の間に2ヶ所にお参りしたということです。
1度目は元日に遠出をして、大きな神社に参ってきました。
お賽銭に500円入れようとして、ちょっとアイデアが沸いて507円入れてきました。
2度目は昨日でしたが、地元の神社に参りました。
昨日は気象情報によると3月並みの陽気でしたから、春を思わせる空の下、のんびりと歩いて行きました。
その神社に行くのは、すっごく久しぶりでした。
子どものときからほとんど行ってないせいか、石段の下に立つと、子どもの頃のことが思い出されました。
そこに着くまでは、すっかり忘れてたんですが、その神社は子どもの頃、よく遊んだ場所の一つでした。
だから石段や境内、狛犬など見る度に、子どもの頃の記憶が蘇ってくる感じでした。




さて、お参りを済ませ、神社の脇へと行ってみると、そこから坂道で下りられるようになっているのがわかりました。
さっき上ってくるときには気づかなかったのですが、そういえばぼくは子どもの頃、石段ではなく、この坂道を使って上り下りしていたようです。
何せ、子どもの頃は自転車が最速の移動手段でしたから、この坂道を上って神社に遊びに来ていたのです。


そうだ。
この坂を友だちと競争するように下りていた。


ぼくは、さっきよりも急いで家へ戻ると自転車を引っ張り出してきて、もう一度この坂道の下までやってきました。
(ええっと、こんな…他人の家の横から、上ったんだっけ)
記憶を確かめつつ自転車を押し押し、ようやく坂のてっぺんまで戻ってきました。
だんだん記憶が鮮明になってきます。


ここから自転車で下りたんだ。


大人になったぼくは、そこまで押して来た自転車にまたがり、ペダルに足をかけました。
そのまま真っ直ぐ坂道の下に向かって、ペダルを漕ぎ出しました。
漕ぎ出してすぐ、そこが思ったより急な坂だとわかりました。
急なうえに狭い。
この坂、こんなに狭かったっけ。


子どもの頃より急に感じた坂は、しかし、子どもの頃よりあっけなく終わってしまいました。


なんだか、とても不思議な感じでした。