Kobe Luminarie

2006.12.11



過去と未来をつなぐ光を、先週末に見てきました。今年の作品テーマは「空の魅惑」です。
今年で12回目を迎えるルミナリエですが、振り返ってみると、第1回から毎年欠かさずに行ってることになります。



駅に降り立つと、まず冬の寒さが震災当時のことを思い出させます。
あの頃は交通も寸断され、こうやって歩いて街を移動していました。ライフラインも途切れたままでした。
当時、神戸の学校に行っていたぼくは被災者であると同時に、数ヶ月間、ボランティアとして関わっていました。
街は日が暮れると真っ暗でしたから、初めて灯った明かりは人びとを安心させてくれました。
この光を見ると、あのときに「がんばろう」と言ってくれた人たちへの感謝を忘れてはならないと思います。

神戸ルミナリエ」は、阪神・淡路大震災犠牲者の鎮魂の意を込めると共に、都市の復興・再生への夢と希望を託し、大震災の起こった1995年12月に初めて開催され、震災で打ちひしがれた神戸の街と市民に大きな感動と勇気、希望を与えました。
閉幕直後から、市民や各界から継続開催を求める強い声が寄せられ、都市と市民の希望を象徴する神戸の冬の風物詩としての定着を目指すことになりました。