JUMP JUMP take offしようぜ!

2006.6.26


娘。30枚目のシングル「Ambitious!野心的でいいじゃん
印象は、聴き始めの頃とずいぶん変わりました。
Aメロの歌詞を引用します。

作り笑顔とかなんか上手く出来ない
不器用でも毎日を楽しめる

ここの歌詞を聴いたとき、これって紺ちゃんと麻琴っちゃんのことだな〜と思っていました。
そんな2人が決断した未来。
曲調は盛り上がって、サビに行きます。

JUMP JUMP take offしようぜ!
天使の羽を持っている
見上げれば 未来
Boys&Girls! Be Ambitious!

まさに今、未来へ立ち向かおうとしている2人を応援する歌詞だ、と思っていました。


けれど…
「うたばん」「ハロモニ」「Mステ」と新曲披露を見ているうちに、そんな印象は変わっていきました。




ぼくは最初から思い違いをしてたんじゃないだろうか。
この曲は本当に2人のための卒業ソングなんだろうかって。
決定的だったのはMステです。


この表情。
紺ちゃんの表情からは、未来へ向かう不安は一片も感じられません。
この歌詞も…

JUMP JUMP take offしようぜ!
天使の羽を持っている
見上げれば 未来
Boys&Girls! Be Ambitious!

ぼくは歌詞全体を、もう一度、見直しました。
…そうか!
「不器用でも毎日を楽しめる」とか「夢が覚めてく」のは誰かのことを指して言っているのではなく、その他大勢のフツウの日常生活を送っている人たちのことを指しているんじゃないか?
だんだん、この歌が、卒業する2人から、みんなに向けてのメッセージなんじゃないかって思えてきました。
ぼくは最初に「Ambitious!野心的でいいじゃん」っていう題名を見たとき、直感的に「前進しようとする人への応援歌」だと思っていました。
けれども娘。たちは、力強くこう言っているのではないでしょうか?


日常生活は、かくもありふれている。
でも、そんな日常生活では見えないけれど、誰もが背中に天使の羽を持っている。
たとえ今は、前進しようとしてなくっても、気づかないだけで天使の羽は誰にでもあるんだ。
晴れわたる大空に向かって、いつだって羽ばたけるんだって。
この曲の印象が最初の頃とは、まるで違ってきました。
立ち向かおうとしている彼女たちにだけでなく、ぼくらにも真っ白な羽があるんだと彼女たちは言ってくれているのです。

みんなだって 同じ
一人じゃないぜ

Ambitiousとは大志です。
つまり大きな望みです。
「どんな日常を送っていても、希望はいつもそこにある」


歌手である彼女たちによって、この曲に命が吹き込まれ、ぼくの中で大きく意味が変わりました。
力強く輝いた彼女たちを映し出した映像の力なのかもしれません。
シングルVが、また楽しみになりました。
フラゲ日は明日です。


【追記】前にも紹介したんですが「新曲インタビュー」
http://www.oricon.co.jp/music/interview/060621_02_02.html
その時は、くわしく取り上げませんでしたが、ここの愛ちゃんのコメントが、いいですね。