4/21(土)大阪厚生年金会館 娘。コンレポ

2007.4.22



「うわぁ…」
11列目という席は悪くないと思ってましたが、通路席にはハチマキをした濃いふうのヲタさんが、すでにスタンバっていました。
…過去に隣り合わせで苦労したことは、三回だけです。
春ちゃんが入ってすぐの夏ハロで、前ファミリーの一般最前だったとき、隣は緑Tシャツさんでした。
去年の春ツアーの広島厚生年金会館で初めて一桁列に入ったとき、隣がハッピを着た絵里ヲタさんでした。
そして、紺ちゃんの卒コンで、これまた前ファミリーの一般最前だったとき、隣がサイリウム2ケタ持ちさんでした。


ぼくは自席には行かずに、一階最後列の手すりに体をあずけて、会場全体を眺めていました。
そうしていても仕方がないので、ちょっと近づいてみると、反対側の席は対照的にごく普通の女性客です。
ぼくも、この日はヲタTとかなしの普通の服装でしたが、見やすい席ということでそれなりに気愛も入ってましたから、ちょっと遠慮めで行かないといけないのかな…と、その場に立ちつくして考えをまとめていました。


開場時間からずいぶん時間も経過して、会場も埋まってきました。
係員たちが、開演が近づいたことを言ってきだしてから、ぼくはようやく席へと向かいました。
すぐに客電が落ち、ステージが青色の光で満たされます。
曲調が変わり、あの感覚が戻ってきました。
モーニング娘。春ツアー「SEXY8BEAT」も、この日から後半戦となりますが、同時に昨日が西日本では初めての開催でした。
ぼくにとっても初めてとなるこのツアー参戦が始まりました。


「元気+」でカッコよく登場したステージ上の娘。たちを見て、会場入りしてから少し考え込んでいた自分の気持ちは、一変しました。
何もかもがキラキラ輝くステージ上。
客席から間近に見える娘。たちの表情に、見たかったのはこれなんだとばかりに、一気に高まってきたのです。
それに続く「笑顔YESヌード」のあたりで気づいたのですが、ぼくってもともとライブでは結構、体を動かす方でした。
かけ声とかは発さないのですが、気づいたら楽しさのあまり、隣のヲタさんよりも自分の方が動いてるんじゃないかって…
会場もしょっぱなからステージと一体化した超・超・超イイ感じ。
自分のなかに、ライブの感覚が戻ってきました。




食べ物シリーズ3曲は「ポップコーンラブ」「すきやき」そしてカレーツアーから定番化した感のある「モーニングカレー」です。
これは、あとで書きますが、今回のMCでは食べ物ネタが少なくって「ああ、紺ちゃんがいないからか」とあとで感じたのですが、唯一、愛ちゃんが発してくれた「ソースカツ丼、最高!」が、食べ物ネタということで、ぼくの印象に残りました。
そんなぼくも会場入りする前に、551の蓬莱で肉まんを注文し、そしてたこ焼きをわざわざ4分割して食べて来た自分が、ちょっとだけかわいいと思いましたw
この、紺ヲタめ!
食べ物により体内にためてきたパワーを爆発させるべく、ライブは進みます。
「出来る女」後のMCでは8期メンバーみっつぃ〜よっすぃ〜が「出来る子やで」と。
「ピカピカに光っていきます」というみっつぃ〜の声は、リーダーからの愛情に支えられるかのように落ち着いたものでした。
もう娘。メンバーになって久しいかのように。
ただ、直前に打ち合わせしてたらしい、さゆえりの「だっちゅ〜の」には厳しいよっすぃ〜w
MCも、どんどん個性を出せている、そんないい雰囲気でした。


続いては、ウワサの「シャニムニパラダイス」!
そしてピンクの衣装を着た、きらりちゃんの新曲「ハッピー☆彡
あとのMCで「月島きらりとしても、モーニング娘。久住小春としてもがんばれて1000%楽しめた」と言ってたパフォーマンスに、反対側の隣の女性客も、思ってた以上にノッていて、ぼくは何を心配していたのだろうと思い、ホントに楽しくなってきました。
「春ビューティフルエブリデイ」は絵里とみっつぃ〜がたっぷり見られます。
春らしい二人の衣装に、そして高音が心地よく聴けました。


この後の曲については、のちほど…
先に、この日の参戦で印象に残ったことを。
まずは、この日のMCのことなのですが、カオリンから引き継いだ形でよっすぃ〜パートになってるラブマの「ディアー」今ツアーで出てきた、そこを誰が継承するかって問題。
昨日はリーダーのご指名により、れいなが見せてくれました。
れいなが指名され、盛り上がる会場。
そして「ピースとか無しで」「中途半端はダメだよ」と冷やかし気味なメンバーに、れいなは「中途半端はダメですよ」と言い切っていました。
「キラキラ冬のシャイニーG」を聴かせてくれたれいなの、自分に言い聞かせるような、そして覚悟を決めたかのような言い方に、この子の生真面目さが見られた一幕でした。
メインスクリーンにドアップにされたれいなは、それにも負けずに見事にやり切り、会場からもメンバーからも喝采を受けてました。
そこでやめときゃいいのにミキティ「わたしなんか恥ずかしくってできなかったもん」
この言葉に、大阪厚生年金会館では「ミキティ」コールがわき起こりました。
「えー!」とばかりに座り込むミキティ
でも、会場のコールにガキさんも「もう、暗くしちゃってください」との一言。
ミキティは立ち上がり、一応やりました。
でも、これが、全然やる気のない「ディアー」で、メンバーも会場から大ブーイング。
当然のように「もう一回」コールが発生しましたw
ガキさん二度目の「暗くしちゃってください」によっすぃ〜も「今までのお返しとかができるのは、こういうときしかないからさ」と意味深発言w
見ればミキティの顔が見たことない程、真っ赤になってます。
よっすぃ〜の「ひとピンクも一緒にやるからさ〜」というフォローに会場の期待も高まります。
それでも頬を赤く染めたミキティはイマイチな「ディアー」で、よっすぃ〜はふくれっ面。
あったかい一コマでしたw
アンコールMCでミキティ自身が「こんな盛り上がり方もあるんだな、と思いました」と振り返る、盛り上がりでしたね。


また、さゆのダジャレも炸裂してました。
「よし!今日もオオサ…」
という振りに「かわいい!」一斉に会場から上がった声。
さゆから「みんな、おおかカンペキです!」と認定が出ました。
そして絵里のネタもヒット。
「おおさカッキーン、よっちゃんカッコイイ」
すかさず愛ちゃんが「他人のネタじゃん」とツッコんでましたが、盛り上がるメンバーや会場からは「もう一回」コールがわき起こり、もう一回やってくれました。


楽しく暖かい雰囲気。
みんながどんどん個性を出してこれている
これなら大丈夫だ、とよっすぃ〜も思ったのではないでしょうか。
最後のよっすぃ〜コメントは、若干、言葉がつまらせながらでした。
何もない空中に、文字を指書きしています。
二回書かれた文字は「音楽」
「音を楽しむと書いて音楽なんですけど、今日はホントーに音を楽しんだ気がします」
まるでこの会場にいるみんなの気持ちがわかっているかのような一言。
ぼくらもこのとき、胸を張って、おなじ気持ちだと言い切ることができました。


実はこの日の「その出会いのために」を歌う前のよっすぃ〜の「14歳でモーニング娘。に入ってから7年。卒業まであと15日」という一言ずつを噛みしめる語り口に、その後のソロは本当にジーンとしてしまったのですが…。
「宝の箱」「ボーイフレンド」と続く3曲のメロディーに、ぼく自身、手拍子も忘れるくらいしんみりとしていましたし、今回のセットリストは卒コンとしてふさわしいものになってるな〜と実感しました。
この回のジーエーケーアイさんの映像ゲストも、順番通りに吉澤ひとみさんでしたし。


また「LOVEマシーン」「ザ☆ピース」「恋愛レボリューション21」のメドレー後の、「青空がいつまでも続くような未来であれ」も印象的でした。
メドレー前の「歩いてる」で絵里と二人組になって互いのスカートを狙って追いかけっこをするミキティ
「青空」では娘。トレインのときに会場へ「みなさん右から行きますよ」と呼びかけています。
ぼくは、そんな煽りがあることをすっかり忘れていたのですが、取り敢えず右を向いた自分の肩にしっかりとつながってきた女性客の方。
つないでいただいた想いに、ぼくは感激しました。
ぼくにとっては初めて、知らない人とつなげたトレインでした。
この日のアンコールは大きかったです。
そしてぼくは初めて、隣の人たちと一緒に「よっすぃ〜最高!」をしました。
2階席、3階席と一緒になった「おつかれいな!」「おやすミキティ」はいつまでも鳴りやまない拍手と同時に、大阪の夜を、温かい心で満たしてくれました。


あとはこの日のMCでも言われてたように、ピカッと光れ、光井愛佳
先に書いたとおり、モーニング娘。に加入したばかりだと思えないほど、安定したパフォーマンスで新曲「悲しみトワイライト」でも自分のパートを歌いこなしていました。
将来が楽しみです。
そしてMCでは名前のみの紹介だったジュンジュン、リンリン
彼女たちも噂では会場に来ていたようですから、これからは新人たちのモーニング娘。になっていくのでしょうね。
青空がいつまでも続くような未来であれ!


最後に、ガキさんが言ってくれたこと
「今日はみなさんのおかげで、いい汗をかくことができました。みなさんも汗は早めに拭きましょ〜ね」
を守るだけでした。
ぼくらはガキさんの言うことは、しっかり守るのですからねw
アンコールラスト曲は「ここにいるぜぇ!
ファンも、ここにいます。
よっすぃ〜がよく言う「大阪めっちゃ好きやねん!」
5/3にも同じ場所でライブがあります。
また来てくださいね〜。